Easy and Fun

早いもので、そろそろMBA生活も一年目が終わろうとしています。

なんか最近よくclass of 2016向けの準備関連で
自己紹介の一貫としてWhy MBAやWhy Andersonを聞かれます。
キャリアセンターとか学校とかの建前があるので
そういうところでは純度100%の本音は書かず、
少し”いい感じ”に学校盛り上げる用のコメントにしているので 笑
ブログでWhy MBA、本音編書いてみようかな〜と思ってみたりしました。

Why MBA

とりあえずまず第一はアメリカでの就職です。

UCIの交換留学時代に、
「アメリカには色んな人がいておもしろいな〜」とか
「アメリカ、のびのびしてて合ってる気がするな〜」とか
思ったので、一旦アメリカで就職してみようと思いました。

たぶん別にMBAなんか行かなくても
アメリカで就職する方法はたくさんあるのでしょうが、

  • 自分が面白いと思っている内容の仕事をする
  • 人間らしい生活が送れる程度以上の収入

の2つを満たす仕事をするための手段の中で
一番簡単で楽しそうなのがMBAだから、というのが本音だと思います。
他の方法としては
直接転職するとかMBAじゃなくてCSのDegreeをとるとかがあると思いますが
直接転職は、ボクのケースでは関連バックグラウンドがないので
ビザがおりる気がせず、
トップスクールのCSのMasterとかPhdは
ボクレベルでは入れる気も卒業できる気もしません 笑

ということでどちらも難しそうです。

MBAはGMATでいい点をとって、いいエッセイを書いて
面接でいい受け答えが出来たら
トップ20のどこかに受かる確率はそこそこあると思います。
日本人に限って言うと
倍率、実はせいぜい2〜3倍なんじゃないかなと思います。
で、なんだかんだで8割9割、あるいはそれ以上の人達が
卒業後仕事が見つかっているので、
アメリカで就活する手段としても筋はいいのではないでしょうか。
(就活が大変なのは覚悟する必要がありますが)

次、楽しさ。
MBAは楽しいと思います。
行ったことないのでわかりませんが、
多分UCLAだけじゃなくて他の学校もMBAは楽しいんだと思います。
クラスが他学部に比べて圧倒的に多様なのと、
その多様性を最大限生かすため、クラス内の交流が活発なので
面白い人達と話したり仲良くなる機会がたくさんあるのが
主な要因だと思います。
CSの授業をとって思うのは、
「クラス内のインタラクション少なっ!!」というのと、
「似たような人多っ!!」ということでした。
いきなり転職する場合でもやはり仕事場には
経歴的に同じような人が多くなるんではないかな〜と思います。
MBAだとそれこそコンサルからバンカーからマーケターから
エンジニアから起業家からNon-Profitからお医者さん、軍人さんまで
こんなにごちゃまぜに色々な人がいる場で2年も過ごすというのは
人生の中でもそんなにあることではないと思います。

Why Anderson

正直合格した直後のJapan Tripで2年生に会うまでは
そんなにUCLAに魅力を感じていませんでしたが、
今になって思うと、下記のようなことがAndersonを選ぶ理由になり得たと思います。

カリフォルニアでの就職率
これはデータ見た感じ激しかったです。
当たり前ですが、NYUとは次元が違いました。笑
(NYUはニューヨークでの就職率がUCLAよりよいです。これも当たり前ですが 笑)
正直、前回の留学当時「アメリカ楽しいな〜」と感じたのは
本当にアメリカが楽しいと感じたのか、
カリフォルニアが楽しいと感じたのか、検証していないのですが、
どちらにせよカリフォルニアにいれば少なくとも楽しいことはわかっているので
カリフォルニアでの就職率が高い学校の方をとる方が
リスクの少ないオプションな気がしました。

自分の興味ある業界への就職率
これも多分土地柄だと思います。
僕のやりたいことの多くはハイテク業界の中で実現できるものなのですが、
UCLAではハイテク業界に興味を持っている人が多く、
結構な割合の人がハイテク業界に就職します。
就活に関してのノウハウが学校に蓄積されてたり
2年生からアドバイスをもらいやすかったりするので
ボクにとってはアドバンテージが大きいと思いました。

楽しさ
UCLA超楽しいです。
ノリが合う人がたくさんいるので友達がたくさんできました 笑
みんないい意味でおバカで適当なので
おバカで適当なボクにとっては居心地がとてもよいです。笑
それこそおバカ系のパーティもたくさんやったし、
クイズ番組とかもノリでみんなで観覧行っちゃったりしたし。
2年生達もお兄ちゃんお姉ちゃんって感じの距離感なので
一緒にふざけることも多いですし、
必要な時にはお兄ちゃんお姉ちゃんらしく
家族の一員を助けるように助けてくれます!
ここで仲良くなった人達とは多分卒業後も仲良くするんだろうな〜
という気がギュンギュンしてます。

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ということで、UCLA来れて結構満足しています。笑
唯一学びに関しては現状あまり満足していませんが、
それは最近納得できる理由が見つかったので、
来学期以降満足度をあげれるように履修する予定です。笑
基本キャリアチェンジの学校なので、
自分の専門性を突き詰めて上級の授業をとろうとするよりは
全く経験のない分野を学ぶのに最適な難易度設定がされているんじゃないかな?
と思ってます。

とりあえず、まとめますと

  • カリフォルニア住みてー
  • 楽しい生活送りてー
  • でもあまり努力したくねー

がMBAに来たモチベーションです。笑
とても短期的、快楽主義的なモチベーションしかないです 笑
「マネジメントを体系的に学びたい」とか
「長期的に日本に貢献できるグローバル人材になりたい」
というのはボクはあまり気にしてません。
(エッセイ書き始めた頃、よく上記視点を捻り出して書くように注意されました 笑)
「マネジメントを体系的に」は学部で学んだつもりですし、
今までの人生の中で
「日本に貢献したい」や「グローバルに活躍したい」
と思うきっかけになる経験がありませんでした。(※アメリカで働く≠グローバル)
もうちょっとマジメに人生を生きてきたらよかったのかもしれません 笑
あと、よく聞かれる投資対効果に関しても
MBAはボクにとって消費的性格が強いのであまり気にしていません 笑

次回は今学期CSの授業を受けてみて
MBAの授業の取り組み方に対して自分なりの考え方が少し変わった気がするので
その辺の考察を少し書いてみようかな〜と思っています。

“Why MBA” for Dummies

今日はMBA受験のエッセイ課題”Why MBA”について
キャリアビジョンがなかった人の立場から書いてみます。

ボクにとってWhy MBAのエッセイは非常に書きにくく、
特にキャリアゴールに関してエッセイ開始初期は謎にたくさん悩みました。
一番初めはPost-MBAで戦略コンサル、その後PEやーって言ってみたり
ベンチャーキャピタルに入りたーいって言ってみたり
自分で会社を始めたーいって言ってみたり
また全く別のことを言ってみたり 笑

なんでこんなに何転もしてるのかというと、
ボクの場合はそもそもMBAに行きたい理由が
キャリアに関係なかったからだと思います。

ボクがMBAに行きたい理由は

「なんか楽しそうだから」

だけなので。

学校選択も

「この学校に行ったら楽しいかな〜?」

という観点でのみ選んでいました。

そんな感じのボクなので、
卒業後のキャリアなんて卒業したときに聞いてくれ〜
と思っていたのですが、
実は就職活動がMBA入学直後(というか日本の場合は渡米前)から始まっちゃうので
MBAではキャリアオプションを模索する期間は
結構限られていることに気付きます。

そして、そんなintenseな就職活動に何も考えずに立ち向かうと
激流に呑まれて悲しい感じになっちゃうんだろうな〜
それに、今まではMBAに楽しそうだな〜と思ってしばらく生きてきたけど、
MBAを卒業した後にも楽しい人生を送りたいな〜
と思うようになりました。

そんなモチベーションでWhy MBAに取り組んだのですが、
やっぱりわからんものはわからんし、
所詮入学審査に使われる(学校側に何かしらの観点がある)ものなので、
結局ボクは

「仮にボクみたいなプロファイルの人がその学校に入学したら
どういう授業をとって、どういう課外活動をして、
どういう友達ができて、どういう影響を受けて、
どんなこと考えるようになりそうかな〜
その結果どういう仕事について将来どうしたいとか言いそうかな〜」

というふうに考えました。

自分を第三者的に見ることでその選択肢に現実味があるかどうか
一人称で見るよりはわかると思います。
またこの方法を採る場合、
入学後の生活のリアリティがとっても大事になってくるので
ボクは各校の在校生、卒業生の方々に聞いたり
彼らのブログを読んだり、学校説明会に行ったりして
情報を集めました。

こうした情報を元に考えたゴールをいくつかカウンセラーにぶつけて
色々突っ込んでもらった中で、筋の良さそうなものをブラッシュアップして
書き上げるという感じで進めました。
書き上げてみると、意外と各校とも大体似通ったゴールになりました。

ちなみにボクの場合、
MBAの二年間でぶっ込んでみようと思っている仮説は
Why MBAに書いたものと結構違います。笑
そもそも無駄にリスクの高いオプションなので
Why MBAでも議論しなかったのですが、
なぜかカウンセラーには普通にバレていて 笑
合格してからは色々それに関する情報を頂いたり
人を紹介して頂いたりしています。

また、UCLAのAdmitted Weekendでのキャリアセッションでも

“Nah, you don’t have to stick to your ‘Why MBA’ essay
Just do whatever you want… at your own risk lol”

と笑い飛ばしていました。笑

Why MBAは基本的に未来のことなのであくまでタダの仮説だと思います。
そして入ってからは全て自己責任の名の下にやりたい放題なので
エッセイに関しては、
他人に自分の考え方について知ってもらうためのツールとして
ある程度割り切って書いてしまってもいいのかもしれません。

MBA受験をされる方の中には

「ボク/ワタシはこれに人生かけるんや〜!」

という方も大勢いらっしゃると思いますが、
ボクみたいに風にまかせて生きているようなテキトー人間でも
こんなふうにやってみたら何校かひっかかったりすることもありますよー
というお知らせでした。