Works Way Pt. II -How to successfully fail

さて、相変わらず更新頻度が落ちていますが、
今回は前回に続いてボクの最初のキャリアについてです。
前回はボクの勤めていたワークスアプリケーションズがどんな会社か
を書いたので、
今回はなんでボクがそんな会社を選んだのか、
そんな会社で最初のキャリアを4年間積んで結局どうだったのか
あたりを書こうと思います。

前回の話をまとめると、ワークスは

  • ベストプラクティスがない
  • リソースがない
  • 失敗して困ることがない
  • やらなきゃいけないことはありすぎて逆にない

ような会社で、

  • 新人になるべく難しい問題をやらせてあげる。
  • やり方はなるべく指示しない。本人に考えさせる。
  • ギリギリの本当にやばいタイミングで「できませんでした」が出たら
    マネージャーがそこから入ってなんとかする。
  • それでも万が一できなかったら上が責任を取る。

というめちゃくちゃなマネージメント手法を
わざと採っている会社でした。

というと、なかなか最悪な会社なように聞こえますし
できることならそういう会社は避けて
もっと堅実で努力をしたらした分だけ報酬や昇格で
必ず報われる会社に入りたいな〜と思うかもしれませんが、
(前回の記事も「ワークス ブラック」での検索が結構ありました 笑)

ボク自身は、採用面接で「そういう会社ですけどいいですか?」
と死ぬ程聞かれたので
入る前からそういう会社であることを知ってましたし、笑
実際入って辞めた今考えても、
そういう会社に入れてよかったと思っています。

そういう状況を知って入った理由も入れてよかったと思った理由も
一言でいうと

早くたくさん失敗しておかないと後々相当やばいと思ったから

です。

これを実感したのはUCIでの交換留学でした。

実感ポイントその1:ケーススタディのストーリー

あっちでの授業はケースが結構多かったのですが、
ケースの話の内容で、
「こんな問題が起きました。でも主人公Aはコツコツこれをやってきたので
それを元にうまいこと解決しました。いやぁ地道な努力って大事ですね」
というお話は全くなく、笑

主人公Aが窓の外を憂鬱な気持ちで眺めていると、
突然全く知らない大問題に巻き込まれて、
何も知らない中、手探りで状況を分析して
なんとか答えを出さなくてはいけなくなりました。
超ヤバいです。さて、どうしましょう?
というお話ばかりでした。

ボクはそれまで、
「Aという問題があります。
このAという問題はこれとこれとこれを使ってこうすると解けます。
じゃあこのAに似たBという問題を解いてみましょう!できるかな?」
という授業ばっかり受けていたので、結構衝撃でした。

実感ポイントその2:周りの人々

ポイント1のようなケースに対して授業では、
「さぁ何もわかんないですね、困りました。じゃあみなさんならどうしますか?」
ということを議論します。
みんな各々自分の経験を踏まえて議論していくのですが、
ただの20そこらの大学生のはずなのに、
既に複数回起業してたり、
ローカル企業のマーケティングマネージャとして働いていたり
アフガニスタンに派兵されて
自分のユニットの中で唯一のアジア系アメリカ人として
従事していたりと、激しいバックグラウンドを持っている人が多く
そんな彼らの修羅場をくぐりまくった経験から出てくる発言は、
机上の空論感が全くなくとても現実的で、とても説得力のあるものでした。

そういう人たちが自分の隣で
当たり前のようにそういう発言をしているのを見たり、
グループディスカッションやバーで飲んでる時とかに
色々話したりして思ったのは、

余裕ぶっこいている場合ではない

ということでした。

それまでは何の考えもなく、
大学も授業なんて基本的に出ずテストだけほいほい受けて
余った時間でバイトして遊んでいたボクだったので、笑

このまま平々凡々と過ごして、卒業して普通の会社に入って
3年くらい先輩の後ろについて色々勉強してとかやっていると
5年後にこの隣にいる人たちとの差が拡がり過ぎて
取り返しのつかないことになりそうな予感がプンプンしてました。

早く危機的状況に陥りまくって、
その中で一杯失敗できる環境に身をおいて
今までについた差を少しでも取り戻そう。

というようなことを考えながら
2008年のボストンキャリアフォーラムに参加すると、
リーマンショックの年なのでIB、コンサル含め
外資は撤退/大幅縮小していましたが、
日本の大企業に混ざって面白そうな
無名企業ワークスアプリケーションズが出典していました。

多くの企業では教育制度の充実や
事業の安定性、事業規模の大きさなどを説明して
面接で学生達に学校の成績や
課外活動でのリーダーシップ経験を聞いていましたが、
その会社では採用ページに
「あなたの過去の実績に興味はないです」と書いてたり
面接で「うちは教えることはしないです。勝手に学んで下さい。」
と言っていたので、
会社の大きさや事業フェイズを考えても、
ここに入ったらいきなり危機的な状況をたくさん経験できそうだな〜
ということで入社を志望し、
ラッキーなことに入れてもらえたので入社しました。

実際入ってみると、まさに思った通りで特に教育はなかったし
最初に書いたように何かが揃っている会社でもなかったですが、
ボクがそもそもITとか全く知らなかったこともあり、
新卒から一貫して危機的状況に陥りまくらせてもらったし、
(特に後半)やりたい放題好きなことを色々やらせてもらったし、
その中から学んだこともとってもたくさんありました。
(当然守秘義務があるので詳しい内容は公開できませんが。)

そういった意味でボクはこういう会社に入れて良かったな〜と思ったり、
これでUCIの彼らとの差を少しでも縮められてたらいいな〜
と思ったりしています。

ということで、
どこぞのMBなんちゃらの出願エッセイ風になってしまった
気がしなくもないですが、笑

まぁまとめると
UCIで会った人たちがアツ過ぎて彼らみたいになりたいな〜と思ったので、
少しでも彼らに近づくための修行の場としてワークスを選んで、
実際働いてみて、結構修行になったなぁと思いました、というお話でした。

引っ張ったわりに大したこと書いてなくてあれですが、
やっぱり個人的にワークスは面白い会社だと思うし、
会社もそこで働いている方々も
これからも尖ったままガンガン活躍していってほしいな〜と思っています。
どうも4年間お世話になりましたっ!

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