3 classes that I found useful

今週は会社でいろんな人に辞める話をしたので、
今までのキャリアを見つめ直すいい機会になった気がします。

今のキャリアの総括とかは
また退職のタイミングで書いてみようと思いますが、
今回は、今まさに辞めようとしている最初のキャリアを進める上で
結構役に立ったな〜と思っていることとして
UCI(University of California, Irvine)交換留学時代に受けた
授業について書いてみたいと思います。

基本的に日本では学部レベルの授業をとった程度で
「僕はこの授業を学んだので〜ができます」
とか言うと「ぷぷぷー、まぁかわいいこと言うのね」
と軽くあしらわれてしまうことが多いと思いますが 笑
アメリカの大学は学部レベルでも実用面に非常に重きをおいていて
「この授業をとると〜ができるようになります」と明確に言えるような
カリキュラムになっています。

特にMBAがおいてある大学のManagementは
学部の授業も普通にMBAで教えている教授が
MBAでその人がしている授業をベースに行っているし、
学生も超短期的な目的意識(〜ができるようになりたい)を
明確に持って授業を取るので
超実践的な授業が繰り広げられます。

僕の参加した交換留学プログラムでは、
基本的に現地の学部生と同待遇で、
好きな授業をとっていいよという感じだったので
迷わず、SelectiveなManagementの授業を取りまくりました 笑

MBAの授業も聴講してやろうと思っていたのですが
教授に「それはさすがにダメだよ。MBA受かってから来てね」
をもらってしまったので、とりあえず一年の滞在期間で
Management Minorの学位取得相当の単位を学部で取りました 笑
(実はそれをもって学位もらえないかも交渉したのですが、
交換留学生には学位授与できないとのことでした。)

まぁそんな経緯で取った授業たちの中で、
特に役に立っているなーと思うのが以下の3つです。

1. Organizational Behavior

OBは僕にとっては”仕事の仕方101″的な授業でした。
チームで働くことをとても体系的に教わります。
チームを構成する個人について心理学的見地から
PersonalityやMotivation、Impression Managementといったところに始まり、
そういう個人が集まってできた集団について
Leadership、Conflict Management、Power & Politics managementなどなど
基本的にはレクチャーを受けつつ
わざとめちゃくちゃな配置をされたグループで
一学期間何枚かのペーパーやプロジェクトをやり、
その中で実際に学んだトピックを身をもって経験したり
学んだ理論を生かそうとしてみたりするという感じです。

修羅場をくぐり抜けまくるので、
この授業を受けた後はチームで働くことや
チームの中でspeak upすることに苦手意識がなくなり
次学期以降のグループプロジェクトはだいぶ楽にこなせました 笑

実際に今やっている仕事でも相当役に立っていると感じていて、

チームのメンバーが今なんでこの発言をしているのかとか
このチームで自分が埋めるべきポジションはどこかとか
自分がリーダーの時は周りに物事をどう伝えるかとか
周りの進捗/状況をどう把握するかとか

人と一緒に仕事をするときに考えることを意識しやすくなった気がします。

OBとは別にLeadershipという授業も非常にためになったのですが、
それはどちらかというと仕事のやり方とかの小さい話ではなく、
人生を変える系の授業だったので
また別の機会があったらそこで書いてみます。

2. Decision Analysis/Game Theory

Decision AnalysisとGame Theoryは、
不確実な状況下でいかに合理的に判断するかのお勉強でした。
どちらも合理的な判断のフレームワークを学ぶのですが、
主な違いは
不確実性の源泉が意思のないもの⇨Decision Analysis
不確実性の源泉が意思のあるもの⇨Game Theory
という感じです。

例えば、
「入社直後に昇格審査を受けるか受けないか表明することが選べて、
受けない表明をしたら審査されないため昇格しない
受ける表明をしたら審査されるため昇格(昇給)するかもしれないが
審査を受けていることを周りに公表されるため、
審査に通らなかった場合、それが周りに知られてしまい、超恥ずかしい。」
とか、結構キャリア初期にありがちな意思決定の機会かと思います。
もしかしたらこの一回の意思決定では、
受ける表明をしようが受けない表明をしようが結局審査は通らず
結果は一緒かもしれません。
でもこういう意思決定の試行が1000回あって
その全てに合理的な判断をした人とその全てをなんとなくで選んだ人には
最終的には結果に雲泥の差が生まれると思います。

という意味でキャリアをスタートする前に
合理的な意思決定のフレームワークや合理的な意思決定を阻害する要因について
がっつり学べたのはスーパーラッキーだったと思います。

3. Negotiation

文字通り交渉について学びます。
ボクが受けたのはラッキーなことに
たまたまMBAの授業をそのまま学部に移植してやってみよう
という試み一年目の年のもので
やってみた結果Demanding過ぎて翌年はCourse Listから外れたものでした 笑
まぁきつかったですが、その分学べたものも多かった気がします。
交渉の超基本Win-Winについてとか、ATNA、BATNA
(Alternative To Negotiable Agreement, Best ATNA)とか
Negotiationのフレームワークや準備の仕方を毎週実際に交渉をしながら学びます。
HBSとKelloggのケースが半々で、
損得関係的にWIN-WINになり得ないパターンとか、
スタート時点の設定で絶対に相手にバラせないような秘密があって
問題の全体像を書くのがとてもムリなパターンとか
交渉相手が7人いるパターンとか色々なパターンをやりました。

純粋な交渉だけじゃなくても人に物を頼むときとかお願いごとをするときも
自分や相手のATNAを考えたり、
授業でやった極端なケースのおかげで、
仕事でも相手が言っていることの意図をくめる幅が広がった気がします。

ボクはまだ仕事を始めて5年目なのでまだまだお仕事初心者なのですが、
少なくともそんな初心者フェーズでは、
アメリカの大学の学部授業はとっても役に立っています。

他にも役に立っている授業はいくつかありますが、
特に上記3つは結構汎用的にどこに行っても通用するものだな〜と思っているし
今の仕事でのパフォーマンスを高められた源泉だと思っているので
紹介してみました。

まぁ、少なくとも就活ではそういうことを言うと、多くの場合
「えー何言ってんのこの子ー?たかがお遊戯をしたくらいでそんなこと言うなんて
社会の厳しさを全然知らないのねー!超かわいいー」
と思われてしまいますのであまり言わない方が賢明かと思いますが 笑
ちゃんと学べば会社に入ってからは少しは役に立つと思うので、
これから交換留学等の機会のある方は
Managementの授業取ってみるのも面白いかと思います。

ケースやグループプロジェクトで経験を通して学ぶのが
一番身に付くと思いますが、
知識として知っておくだけでも結構意味があると思うので
社会人になりかけの方々は本等で
そういう系を読んでみてもいいかもしれません。

まぁ交換留学で学んだことはもちろん授業以外でもたくさんあって、
少しでも多くの方がそういう機会を利用したらいいなーと思ってるのですが、
そういう話もまた別の機会で。

Send-Off Parties In Japan

ついに更新が滞ってしまいましたね。
まぁブログはまだ続きます。笑

最近はMBA関連の各種壮行会に参加させて頂いて
いろんな方の話を聞いたりしています。

コンサル各社、投資銀行、事業会社等
外資系が多い(というかボクが行ったとこ全部外資系)です。

こういう壮行会に行って思うことは2つくらいあって、

1つめ:何気に始めてのザ・就活なので
国内ではこういう風に就職活動って行うのねっていうのがわかって
勉強になります。
新卒時代は就活、実質ボストンキャリアフォーラムの3日で終わったし、
ボスキャリも外銀ほぼ全部撤退、
コンサルも留学生枠大幅縮小という年のボスキャリだったので
今、まわっているような企業の説明を聞くこと自体初めての経験なんですよね。
実際にそこで働かれている方の生の声を聞けるっていうのは
MBA受験とかと一緒で
将来自分が働いている姿をイメージするのに役に立ちますね。
とりあえず、こういういろんな会社が招待してくれて
どんな仕事をしていてどんなやりがいがあるのか
みたいな話を聞ける機会ってこれを逃すと多分もう一生ない気がするので、
仕事大変でも頑張って出るようにしています。

2つめ:一緒に受けている人たちをみても結構勉強になります。
基本的に各社の壮行会はMBA留学生向けで、
まぁトップMBAの方ばかりがいらっしゃっています。
そういう方達は基本的には既に誰もが羨むような、
入るのすら難しい超有名企業に入っていて
しかもその中でも超優秀という人たちなので、
そういう方達の立ち居振る舞い的なものを見るのも勉強になります。
質問内容とか受け答えとか。
で、結構こういうところに来る方達は人数が限られているので
何個か行くと「あ、あの時の」となります。笑
そこでけっこう面白い方と出会ったりするので、
そういう意味でも行く価値はあるのかな〜って思います。

なんか就活、始まったような始まってないようなな状態なので
あんまり面白いことは書けないのですが、
とりあえずこんな感じで。

The world is getting even flatter

一昔前に、コンピュータを触っているというだけで
「すごい!」といわれる時代があったと想像しているが、
もう本当に時代は変わったんだと思う。

今は電卓を触るようなノリで、
パソコンを触るどころか、プログラミングができる。
「とうとう初めてパソコン買ったし、
土日にiPhoneアプリでも作って一儲けしよう」
なんてことができるのが現代だ。

-某スーパー同期のブログより

MBAxという
Non-Tech BackgroundでTech企業に入ろうとしているBusiness系の人々のための
Tech知識のキャッチアップリンク集?みたいなサイトがあります。

このサイトは結構良くて、
例えばCodingセクションには
HTMLからPython、Ruby、iPhoneアプリまで結構幅広く取り扱っているので
Tech Backgroundを持っていてもその知識に偏りがある方とかにも
非常に役立つサイトかと思います。

こういうサイトや、Tech Crunchの記事のAdvice from a Former Business Student Turned GooglerとかAppArchitect Lets Anyone Build iOS Apps, No Coding Or Templates Necessaryとかを見ると
Non TechからTechへのハードルはどんどん下がっていくな〜と感じます。
今までは開発者は、漫然と日々の業務で仕事をこなしているだけでも
ある程度プログラミングの知識がついて、
かつそれがそこまで一般的なスキルじゃなかったので、
一定の差別化要因にはなったのですが、
これからはそういう知識は
結構誰でも獲得できちゃう時代になってきています。

体系化可能な知識は
遅かれ早かれ誰でも手に入れることが出来るようになります。

特にキャリアの初めの段階では
そういう知識を早くたくさん覚えると
目の前の仕事は目に見えてできるようになるし、
知識なので習得の進捗も管理しやすいので
いかに早くたくさん覚えるかに集中しがちですが、
そういった体系的な知識は結局いつかコモディティ化するので
長期的な競争力には繋がりにくいと思います。

結局最終的に差を生み出すのは、
全く定量化できない、
そもそもそんなものが存在するかどうかもわからないような
抽象的なスキルだと思います。
面白いビジネスのアイディアをたくさん思いつくスキルだったり、
今まで見たこともないような問題を解決するスキルだったり
危機的な状況下で次々に迫ってくる課題に
即座に意思決定をしていくスキルだったり。
そういうスキルは、教科書のようなものはないので
自分自身で直接経験して学ぶしかないと思います。

こういうスキルは
体系的な知識よりも獲得に圧倒的に時間がかかるし、
その間に周りの体系的な知識を集中して覚えている人たちは
どんどん先の方に行ってしまうので、
その間はとっても焦るし、
自分のやっていることに意味はないんじゃないか
なんて思ったりもしますが、

体系化できるようなものではないからこそ、
簡単に他の人に真似できるようなものではないので、
自分のコアの強みとして持つことができるんじゃないかなと思います。

ボクもMBAのコア科目の授業等で体系的な知識を教わっていく中で
忙しさにかまけてそういった存在するかどうかもわからないような抽象的で曖昧な
自分のコアの強みを伸ばす努力を忘れずにしていきたいな〜と思っています。

「あいつは98%テキトー」と言われがちなボクですが
意外と地道に努力しようとしてたりもするのよ〜というお話。