Spring Quarter -Final Quarter Ever

さて、先週から最終学期である2年生の春学期が始まりました。
今までMBAのアカデミックにはどちらかというと否定的だったのですが、
今学期は2個程非常に楽しみな授業を履修することができました。
今回はその2つの授業を紹介してみます。

Critical Milestones in Preparing for Life of Leadership

UCLA Andersonで一番人気の授業です。Deanが教えてます。
UCLAでは選択授業はbiddingといって
毎学期もらえる1000ポイントの持ち点をそれぞれとりたい授業に賭けて、
賭けた点が高かった順に授業にenrollされていくというシステムなのですが、
この授業は履修できた人の中での最低biddingポイントが2200ポイントでした。
人気の理由は、ゲストスピーカー陣の豪華さにあります。
この授業では毎週ゲストスピーカーが来て、
それぞれの週のトピックについてQ&Aで色々答えてくれるのですが、
まー来る人たちがアツい。笑
テック業界からはツイッターやグーグルのCEOが、
エンタメ業界ではドリームワークスやソニーエンターテイメントのCEOが
他にも誰もが知ってる会社の社長さん達が来て
それぞれの週のトピックについて自身の体験を語ってくれます。
超パーソナルな話や、メディアに出来ない話とかも
惜しげもなく披露してくれるので、授業履修時にNDAにサインを求められます。笑
ボクも「この授業で聞いた内容を授業外で話さない」
というNDAにサインしてるので、
彼らがどんな話をしてくれたかは残念ながらブログに書けませんが、
今日のドリームワークスのCEOの話も、
聞きながら鳥肌が立つくらいすごかったです。
とっても久しぶりにMBAに来て良かったと授業面から思いました。笑
エリックシュミットがどんな話をしてくれるのか、とっても楽しみです!笑

Health Analytics

今学期履修している楽しみな授業の二つ目は
コンピュータサイエンスの大学院の授業、Health Analyticsです。
これは先学期のMachine Learningの教授が教えている
プロジェクトベースの授業で、
中間、期末一切なしの一つのプロジェクトのみで成績が決まるという
非常に男らしい(笑)授業です。
ヘルスケアには今のところ興味のないボクですが、
教授が初回の授業でこの授業をヘルスケアの分野でやる理由を語ってくれました。

この授業の目的は、ヘルスケアの世界にイノベーションを起こすことです。
「ヘルスケア業界のこれまでのイノベーションの変遷とこれから」
のようなレクチャーをしてイノベーションを起こす人材を育てよう
…みたいなかったるいことはしません。
この授業内でイノベーションを起こすことを目的としています。
なので授業の主軸はプロジェクト1本です。

プロジェクト内容は
「未だ存在しない特許取得可能なヘルスケア製品を作ること」で、

  • アナリティクスの要素を含むこと
  • 何かしらのセンサーを使うこと
  • 実際に動く製品を作ってデモをすること

が条件です。

インターネットの世界ではアイディアが考え尽くされていて
未だ存在しない製品のアイディアを考えるのは難しいです。
これが15年、20年前だったら
まだAmazonのようにシンプルなアイディアでも
世界を変えるアイディアになったのですが、
もうそのような簡単にアイディアが生み出せる時代は終わりました。

ヘルスケアの世界では、
今がそのインターネットにおける15年、20年前なのです。
去年のこの授業で生まれたWearSensもアイディア自体は非常に単純です。
アルゴリズムも、そこまで単純ではないながらも
(CS大学院生である)キミ達でも作れるレベルです。
ではなぜそんな単純な製品がこれまで作られてなかったのか?
それは、
ヘルスケアアナリティクスという世界がまだ始まったばかりだからです。
スマートフォン、ウェアラブルを初めとしたモバイルが浸透し始め
今、アクセスできるデータが圧倒的に増えたところで、
ようやく世界はこの膨大なデータを使って何ができるか
考え始めたところなのです。
だからこの授業で、今まで存在しなかった製品を作ることは可能で、
事実これまでこの授業から画期的な製品が多く生まれています。
恐らく今後、より多くのスキルを持った人が機会に気付いて
アイディアを製品化していくので、5年後には
ヘルスケアも今のインターネットのような状態になるでしょう。
今、このタイミングしかないのです。

この授業は簡単じゃないのはもちろんですが、
プロジェクトも”授業用の”プロジェクトではありません。
実際に世界にインパクトを与えるものになるし、
実際に多くの命を救うものになります。
というかそういうプロジェクト以外は承認しません。

なので本気じゃない人はこの授業をとらないでください。
本気の人は、この授業を通して凄い経験ができると思います。

ということで、アツさがどこまで伝わったかわかりませんが、笑
ボクはこういうことをしにMBAに来たつもりだったので、
最後の最後で念願のこういう授業がとれてよかったです。
2回目の授業がすでにアイディアのピッチだったのですが、
教授は
「それは面白くない」
「それは既にある」
「それは技術的に簡単だからダメ」
「それは技術的に無理そう」
とビシバシフィードバックをしてました。
ボクらのチーム含め何個かはその場でプロジェクトの承認を得たのですが
ボクが面白そうと思ったチームのアイディアは、
実現したらホントに多くの人の命を救うことになるものだったので
聞いてるだけでワクワクしてしまいました。
ちなみにこの授業も特許取得を前提としているのでNDAがありました。
授業内で話されたアイディアは授業外で話すことはできません。
特許申請後は話すことが出来ると思うのですが、
それまではこのブログでもシェア出来なそうです。


ということで最終学期にして初めて
イメージしていた通りのMBAライフを送ることができそうなので
ワクワクしているところですが、笑
実際どうなるかは書ける範囲で書いていこうと思いまーす!

Summer Internship -Practice

ワークスの元同期がブログでインターン先のPractice等を紹介していたのを見て
「おお」と思ったので、ボクも今の組織のPractice関係もろもろを紹介してみます。

Agile

はい、出たアジャイル 笑
ハイテク企業でPMやってるMBAが
ドヤ顔で使いそうなバズワード第一位な気がしますが、笑
ボクらの組織もアジャイル開発してます!

アジャイルソフトウェア開発 (アジャイルソフトウェアかいはつ、: agile software development) は、ソフトウェア工学において迅速かつ適応的にソフトウェア開発を行う軽量な開発手法群の総称である。 近年、アジャイルソフトウェア開発手法が数多く考案されている。 ソフトウェア開発で実際に採用される事例も少しずつではあるが増えつつある。

Wikipediaより

まず開発期間の単位ですが、
3ヶ月くらいの大きな開発期間をエポック
そのエポックを何個かに分けた一つ一つをスプリントと呼んで、開発しています。
スプリントはチームによって2〜4週間とバラツキがありますが、
大体そのくらいの粒感で行ってます。
このくらいの期間だと進捗管理が簡単で、かつ意味のある単位の開発ができます。

Team

人々については前のログでも触れてますが
今回はもう少し役割にフォーカスします。

Product Developmentという観点からは、
僕らのチームには3タイプ

  • プロダクトマネージャー
  • データサイエンティスト
  • エンジニア

という役割があります。

チームによっては、これにプラスしてUXやOps、QA、PMOが入ります。

一つの役割に対してどのチームも1、2人なので
チームでの議論はそれぞれが全く異なる立場から発言するので、
インプットが多様でクリエイティブな解決策が生まれやすいです。

アジャイルのスクラムという観点からは
役割は二つで、

  • スクラムの責任者のスクラムマスター
  • プロダクトの責任者のプロダクトオーナー

があります。

ボクのチームではボクがプロダクトオーナーを、
エンジニアリングリードがスクラムマスターをしています。
これらの役割の詳細は下記プラクティスで説明します。

Practice

意外とアジャイル開発初めてだったりするので
プラクティスで「ほぅ」と思うことは結構ありました。

Stand-Up

チーム内での進捗のカジュアルな報告です。
大体10分〜30分で名前の通り立って行います。
立って行う目的は、早く終わりたくなるため。
座って進捗報告するとダラダラと
進捗と直接は関係ないことまで話してしまいがちですが、
立って行うことで「早く終わらせてぇ」
という意識を常に持つことができます。
僕らは2日に1回の頻度でしてます。
この頻度で進捗管理を行うことで
周りに聞けばわかることに何日も費やすことがなくなり
しょうもないことに詰まりにくくなります。

Scrum of Scrum

それとは別に1時間の部署全体の進捗ミーティングが
週1であります。
参加者は各チームのプロダクトオーナー、もしくはスクラムマスターで
それぞれその週の進捗をパワポのスライド1枚で報告します。
それぞれ報告時間は5分くらい。
ボクのチームはせっかくなのでボクにやらせてもらってます 笑
簡単に言うとスタンドアップの部署全体版で、
チームとして詰まってるとこがあったら
他のチームで同じ問題にハマったチームはないかとか
リソースを他のチームからもらえないかとか
そういう話をします。
このミーティングにはディレクター陣とVPも参加しています。
また二週間に一回、VP陣とCEOで同様のことを全社レベルで行っています。

Sprint Planning

リポーティング以外で「おお」と思ったのは、
各スプリントのプランニングの仕方です。

各スプリントを始める前に、
そのスプリントで何をするのか決めるのですが、
そこでPlanning Pokerというトランプのようなものを使います。
カードには1, 2, 3, 5, 8, 13, 21とフィボナッチ数が書かれていて
それが工数を表しています。
裏にはトランプのように全てのカードに同一の絵が描かれていて、
裏からはそのカードに何の数字が書いてあるのかわからないように
なっています。

バックログにあるそれぞれのユーザーストーリーに対して
ユーザーストーリーを書いた人が内容とおおまかな工程を説明して
それを聞いたメンバーがそれぞれカードを裏にしたまま出します。
みんながカードを出し終わったら、表にして数字を比べます。
みんなが出した数字が同じだったら
その数字がそのユーザーストーリーの工数になり、
違った場合は、
一番小さい数字を出した人と一番大きい数字を出した人が
それぞれその数字の理由を説明し、再度カードを出します。

まず、なぜポーカー形式で工数見積もりをやるのかというと
このやり方でやることで、声の大きい人の影響を受けにくくなり
それぞれバイアスのない状態で議論が開始でき、
数字が大きくずれた場合にちゃんと意見表明する場が与えられる
からです。
これで「ホントは自分はこう思ってるんだけど、
まぁやる人がそう言ってるんだし、いっか」がなくなります。笑

次になぜフィボナッチ数でやるのかですが、
これは工数が大きくなればなるほど、見積もりがブレるからです。
なので5の見積もりと6の見積もりに本質的な差はなく
そこに議論の時間を費やすのを防ぐため、
フィボナッチ数が使われています。

Thoughts

ということで要約すると「アジャイル」です 笑
今の部署のプラクティスでよいと思っていることはたくさんあるのですが、
前職の方がよかったと思うこともいくつかあって、
その代表がユーザーストーリーのレビューがあったことです。

今の部署ではそれがなんとなくスプリントプランニングで行われているので
ユーザーストーリーのクオリティが
プロダクトマネージャーのユーザーストーリーを書く能力に結構依存しています。
ユーザーストーリーがちゃんと書ける人を採るっていう方針みたいなので
今のところ問題は出てないのですが、笑
組織的にユーザーストーリーの質を担保する仕組みがあってもいいのかなー
と思ったりもしてます。
他の部署ではグルーミングセッションをスプリントプランニングの前にやって
ユーザーストーリーの質を担保しようとしているところもあるっぽいです。

ちなみにアジャイルはテック以外の企業でも十分成立する仕組みだと思います。
もしかしたらテック以外の企業でも使われているところは多いのかもですが
もし、ご自身の会社/チームで使われてないのであれば
試してみても面白いかもしれません。

How to speak “MBA” 101

軽いトピックが続いてしまいますが、
今回も軽めです 笑

題して

MBAっぽいしゃべり方 笑

軽い、薄い、そしてチャラい!笑

でも海外経験なしでこれから留学されるみなさんにとっては
きっと知っておくとよい気がするし、
使いこなせるとなんか英語しゃべれてるっぽく聞こえる気がするし 笑
(特に日常会話編のフレーズは)TOEFLでは2億%くらいの確率で習わない
と思うので、ノリで紹介してみます。

ということで、まずは

日常会話編

日常会話編はフレーズっていうよりむしろ流行り言葉です。笑
よくバカ話をする時に使うので覚えておくとよい気がしますが
流行り廃りがあるので、今後も使われ続ける単語なのかはわかりません 笑
少なくとも2014年春現在、MBAの周りでは普通に使われてます。

YOLO /ヨーロー
You only live onceの略です。
直訳すると「人生一度しかない」という意味で、
大体の場合はアホなことをするときの合い言葉として使います。
それこそ
「The Price is Rightに行こうぜ!YOLOだし!」
というように使っています。

UCLAではとりあえずニールを筆頭にみんな色々使っています。

例えばケースコンペティションのためにコロラドに行った奴らは
facebookステータス大体#YOLOradoでしたし、笑
ジャパントリップではTokYOLOってみんなで言ってました。笑
例文としては
“Jo are you alive? Just double checking. Heard you went #jolo last night”
こんな感じでしょうか 笑

まぁでもそれ関連でUCLAで一番流行っているのは
YOBO/ヨーボー
You Only go to Business school Once
なんか略し方が無理矢理な感じがしますが、
多分それがまたいいんだと思います 笑
MBAにいるからこそ出来るようなことをやる時に使います。

FOMO /フォーモー/
Fear of missing outの略です。該当する日本語はない気がしますが、
自分だけ取り残されることへの恐怖感とでも言えばよいでしょうか?
仲間はずれになるのが嫌だからみんなと同じ行動をする時に使います。
激しいイベントがたくさんあるMBAではよく使われます。

BS/ビーエス
バランスシートではないです。笑
Bullshitの略です。これも日本語で該当するのはない気がします。笑
そして、どちらかというと学部生くらいの方が頻繁に使いますが
MBAでもまだまだ使います。
Wikipedia的には”non-sense”という意味って書いてあるのですが、
もうちょっと守備範囲は広めで
「あからさまな嘘」とか
「いやいやいやいや絶対違うっしょ」と言いたくなる対象とかに対して
使うことも多いです。
そして名詞としても動詞としても使います。
学部時代はみんな普通にBullshitって言ってましたが
MBAに来ると代わりにBSという頻度が多くなってきた気がします。
少し大人になったので、Sワードを避けるようになったんでしょう。笑
といっても直接Bullshitもまだまだ使いますが 笑

ということで既にSワードが登場してますが
あとは大体FワードとSワードを使った表現ばかりなので自粛します。笑
あ、ちなみにFワードはそのままF/エフということが増えました。
上記BSと同じ理屈な気がします。笑

授業編

授業ではみんなもう少しマジメなフレーズを使ってる気がします。
基本的にはみんな、いかに頭がいい風に聞こえるかをとっても頑張るので
こういうフレーズを使うと多くの人には頭いい風に見せることが出来ます。笑
逆にそういうフレーズをよく使う人程Air Headな確率は高い気もしますが…笑
まぁそれは人それぞれ意見が違うと思うので自粛しておいて 笑
とりあえずよく使われる単語/フレーズを紹介します。

Caveat/キャビアーt
チョウザメの卵とはスペルが違います。微妙に発音も違います。
「但し書き」というような意味だと思います。
よくケースとかで出てきます。

That being said/ having said that
はい出ましたコレ 笑  コレはみんなよく使います。
「このフレーズの直前にした話をうけて」という順接チックな意味になったり
「(このフレーズの直前にした話をうけて)とは言いつつも」
という逆説チックな意味になったりします。
要するにあんまり意味はないです。
が、みんなやたら使います 笑
MBAでは特にみんな使います。笑
これを言うとなんとなく頭良さそうに聞こえます 笑

As in/ As of
これもみんなよく使います。
「それってつまり」のようにclarificationに使います。
As+前置詞をきちんと使いこなせるとなんか英語できるように聞こえる気がします 笑
ちなみにボクは使いこなせません 笑

ということで思いついたものを並べてみたら
大した数ありませんでしたが、笑
後で「あ、これもあった」がたくさん出てきたら第二弾書いてみます。