さて、最近は噂によると日本は空前の起業ブームらしく、
なにかにつけて起業という言葉を耳にする気がします。
そしてテック業界は起業の代表的な業界の一つなので、
テック業界で働いてMBAに来てしまったボクも、
よく周りに「将来起業したいんでしょ」前提で話をされます 笑
起業をすると細かい作業をたくさんしなくてはいけなくなるのですが、
ボクは細かい作業が超絶に苦手/嫌いなので
よっぽどの原動力が生まれないと起業は出来ないと思います 笑
あと、詳しくは後述しますが、
ボクの一緒に働きたい人がついてきてくれるレベルになるのは
限りなくムリに近そう/果てしなく時間がかかりそうです 笑
ということで起業はあまり考えてないですが、
スタートアップには結構興味があります。
スタートアップには興味があるのですが
スタートアップだったらなんでもいいわけでもないので、
ボクにとってはどんなスタートアップがいいのかという話をしてみます。
スーパースター系スタートアップ
この話をするときは
どうしてもレベルアップアナリティクスの話をしたくなってしまい、
ミーハー感がハンパないことになってしまうのですが、笑
たぶん例を出した方がわかりやすいのでそれでいきます。笑
Level Up Analytics
ボクのイメージする将来働いてみたいスタートアップの典型なのですが、
そう思わせる一番の要素は何かと言うと、圧倒的に人の質です。
世界トップレベルに超優秀な人だけで構成されています。
Co-founder達は前ログで紹介している通り
既に前職のLinkedInやAdmob、BlueKaiで業界を変えた実績を残しています。
が、すごいのは彼らだけじゃなくて、
チームメンバーも結構次元が違います。
JXTAとかトムキャットをオープンオースになる前から開発して
オープンソース化されている今もコミッタとして開発を続けてる人とか
NetBeansの開発リードしたりJNAライブラリを設立した人とか
LinkedIn黎明期のソーシャルグラフの開発してた人とか。
みんな90年代のサンマイクロシステムズ(特にJava)を支えてきた開発者達です。
このレベルのチームメンバー達は大体40代半ば〜後半のシニア層です。
そしてその他に若手として新卒(?)が4人います。
スタンフォード、ハーバードのPhd卒達。
この人達はco-founderのジョナサンを前面に押し出した
データサイエンスのブートキャンププログラム
(グラフ理論を使ってLinkedInのPeople You May Knowを発明した人が
あなたが6週間で行ったプロジェクトに対してフィードバックして、
あなたが優秀だったら採用してあげますよプログラム)で
応募してきたトップスクールのPhdの中から
選考を経てプログラムに参加して、
さらにその中で最も優秀だった人達として採用されてます。笑
シニアな人達のIT業界を作ってきた経験と
若い人達の柔軟で超優秀な頭脳を組み合わせることで
今までにないイノベーションを巻き起こしてやろうというチーム布陣です。
レベルアップアナリティクスではこういうレベルの人達が
Fortune500クラスの大企業や飛ぶ鳥落とす成長企業が抱えていた
ビッグデータの世界最新のテーマを解決しようとしてました。
創業から1年ちょっとでクライアントの一社であったIntuitに買収されたのですが
たまに聞かせてもらうエフレイムの昔話で出てくる
他のクライアントの名前や仕事内容には結構ビビらされます 笑
co-founder達やシニアなメンバーの個人の名前だけで
そういった超有名企業の超難易度の高い仕事のオファーを
バンバンとれてしまう、この感じ。
シリコンバレーにはこういう
業界を作ってきた/変えてきた人達と超頭のいい人達だけで
構成されているスタートアップがあって、
そんな人達と誰も解決したことないような問題をワイワイ解決するのは
相当楽しいんだろうな〜と思います。
事実、今彼らと一緒に製品作りをさせてもらっていて超楽しいですし。
大企業だと、こういう組織を作るのは難しいと思います。
数千人も超優秀な人を集めるのは至難の業ですし
その規模になると超優秀な人達のチームワークというよりは
優秀な人達でやるグループワークの方が効率的に成果がでるので、
大企業は「優秀な人」を「たくさん」集める傾向にあると思います。
MBAにはそういった「優秀な人」が多いので、
アメリカの大企業はMBAをたくさん採るんだと思います。
そういった意味でボクが今このチームと働けているのは
Intuitという大企業にこのチームが買収されたからです。
そして採用したMBAの中で一番MBAっぽくなかったのがボクだったので 笑
「まぁノリでちょっと見てみよっかなー」
とこのチームの人達に思ってもらえたんだと思います。
買収される前のレベルアップアナリティクスのようなスタートアップで働くには、
彼らのような業界を変えてきた人達と互角に働けるだけの能力がないと論外です。
基本的に「MBAを持ってるかどうか」なんて誰も気にしていなくて、笑
少なくとも一点において、彼らが仲間と認めるレベルの価値を提供できること
が第一条件になります。
よく言われる「タダでいいからインターンさせてください」は、
こういうスタートアップでは通用しません。
「超優秀な人しかいない」ということをウリにして案件をとっているので
給料を払うに値しない人を入れるのはデメリットしかないからです。
逆に、こういうスタートアップを作るには、
まず業界を変えてきた人達に
「お前が何か始めるんなら、オレの人生賭けてやってもいいぜ」
と思われる存在にならないといけません。
要するにワンピースでいうところの新世界の船長クラスですね 笑
ちなみにレベルアップアナリティクスではルシアンがその役でした。
シニアな人は全員ルシアンと働いたことがあり、
彼が何か面白いことを始めるらしいということで、
みんなその時にいた職場を離れ、彼の下に集まったという感じです。
シニアな人達のルシアンに対する信頼は絶大です。
ということで、ミーハー感丸出しですが、
ボクの思う面白いスタートアップはこんな感じです
というお話でした。